2010年09月15日

ドル円為替介入 円売り介入でドル円85円台に急落

 財務省・日銀が04年3月以来、6年半ぶりに為替介入に踏み切った。野田佳彦財務相は15日午前の記者会見で「円高が日本経済に与える影響は看過できない」との認識を示し、「今後も引き続き為替動向を注視し、介入を含め断固たる措置をとる」として介入を継続する方針を打ち出した。

 14日の民主党代表選では、円売り介入に積極的とみられていた小沢一郎前幹事長が敗れ、市場では介入警戒感が後退。14日のNY時間にはドル・円は82円92銭まで下落し、15日東京時間にはこの安値を割り込む展開となっていた。介入は、安値更新の矢先の出来事だった。

 日銀は8月30日に臨時の金融政策決定会合で新型オペの拡充を決定。市場関係者のみならず、産業界からもデフレ克服に向けた円売り介入の再開を望む声が相次いでいた。

 政府は9月10日、緊急経済対策「新成長戦略実現に向けた3段構えの経済対策」を閣議決定。そのなかでは為替について、「必要な時には断固たる措置をとる」と明記した。菅直人首相は小沢氏に比べて介入に前向きではないと認識されていたが、選挙戦の最中にも為替介入について踏み込んだ発言を行っていた。介入再開に向けた素地はできていた。

 もっとも、日本単独の円売り介入でドル・円が持続的に上昇する可能性は低い。

 今回の歴史的な円高の背景は「ドル安」。米景気の先行き不安やFRB(米連邦準備制度理事会)の追加緩和含みのスタンスで米金利は低下傾向。日米金利差が縮小してドル・円は水準を下げてきた。日本が介入を継続しても、米国の失業率が低下傾向を示すなど景気が改善し、FRBが利上げ再開を視野に入れるまでドル・円が基調として上昇するのは難しいとみる。


http://news.finance.yahoo.co.jp/detail/20100915-00321032-mosf-bus_all


posted by SKR at 16:15| その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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